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(あき)は、四季の1つでありの後、の前に位置する。

北半球ではグレゴリオ暦の1年の後半、南半球では1年の前半に秋がある。夏時間実施国では夏時間が終了し、時計の針を1時間戻すこととなる。

中緯度の温帯地方では広葉樹が葉を落とし、草が枯れるなどへと向かう季節である。などの穀物果物が実る時期であり、成熟などを意味する。

このような日は10月を中心に前後の毎年9月から翌年11月頃にかけて発生するから(ただし、年や地域によっては、8月・12月でも生じる場合もある)、この時期のあたりが秋の範囲に入る[1]

北半球での定義には以下のようなものがある。南半球では半年ずれる。

日本ではの暑さがやわらぎ過ごしやすい季節。日中は暑いが、朝晩に肌寒さを覚える。また、吹く風に爽やかさを感じる。夏の蝉は次第に鳴りをひそめ、赤とんぼの群れや、虫の声が耳にとまるようになる。夏休みが終わって新学期が始まり、運動会文化祭がある。が黄金に色付き、葡萄などとりどりの果実が店頭を飾る。台風がしばしば日本を襲い、秋雨が長く続くこともあるが、晴れた空は高く澄み渡り俗に「天高く馬肥ゆる秋」ともいわれる。夜が長くなり、を賞でたり、読書や夜なべにいそしんだりする。朝寒夜寒が段々とつのって、昼夜の温度差が大きくなり、野の草にはが置き、木々は紅葉してくる。色付いた葉が散りはじめると、重ね着が増え、暖房が入り、秋も終わりに近づく。

秋はと肩を並べるにぎやかな季節である。様々な花が咲き、果実が生じる。これはほど暑くなく好適な気温の季節であること、それにを迎えるために多年生の生物は冬を越す準備を、そうでないものは往々にして生活史の終結を迎えなければならないためである。空気は晩秋へ向かうほどに透明度を増し、斜陽が独自の陰影を作る。

秋の花としては秋の七草が有名である。園芸植物では菊が代表格であり、野草では彼岸花コスモスなどが秋を代表する草花として知られる。また、果実が生産されるのも目を引く。冬への準備としては落葉やそれに先立つ紅葉、冬芽、休眠芽や球根、根茎の形成などがある。

ほ乳類の場合、秋は冬への準備として、栄養を蓄積しなければならない時期である。植物における果実、あるいはキノコの生産はこれを支えるものとなっている。動物はこれによって皮下脂肪を蓄積する。「天高く馬肥ゆる秋」もこれにちなむものと考えられる。秋の果実の生産が少ないとこれらの動物の冬期における死亡率が高くなる。クマが人里に出る年は、その前の秋に果実が不作であった年である。また、大型ほ乳類では往々にして秋から冬が繁殖期である。これはこの時期に妊娠が始まる。

秋が深まるにつれ、夏の高い湿度から解放され、大陸の乾燥した空気が、日本を覆う[4]。大陸育ちの秋の移動性高気圧は、青や紫など波長が短い光を強く散乱する分子(酸素分子窒素分子)を多く含み、空は青さを増す[4]。雲は低い高度から湧き上がる入道雲に代わり、高い高度にできる積雲いわし雲巻積雲)など秋特有のが多くなり、空が高く見えるようになる[4]中国である「天高く馬肥ゆる秋」の表現がしばしば使われる[4]

天文における秋の夜空は、一等星を持つ星座は一つ(みなみのうお座フォーマルハウトだけ)しかないため、他の季節と比較して物寂しい印象を受ける。しかしながら、秋の夜空は天体観測、天体観望に適しており、年中を通して黄砂天の川、その他の影響が少ないため、暗い星も含め、澄み切って見える。また、ギリシア神話で知られる英雄ペルセウスの冒険にまつわる星座が多い。

日本では旧暦8月15日の月を中秋の名月と呼び、月見の行事が行われる[2][5]

初秋は夏からの残暑が厳しいが次第に気温が下がり始める。気候がよく過ごしやすいことから、秋祭りや運動会などの行事も多く開かれ、たいへん賑やかな季節でもある。「食欲の」「スポーツの」「読書の」「芸術の」など、さまざまな言葉が冠される。

中国では旧暦8月15日の中秋節に親族一同が会して月餅を食べる風習がある[5]。月餅は小麦粉を練った皮で木の実入りの餡を包み、満月の形にしてから天火で焼いたものである[5]。月餅の表面にはウサギなどの絵柄を焼印する[5]。月見の行事は唐の時代には既にあり、高楼で月を眺めながら酒食を楽しむ風習が存在し、元や明の時代には月は祀られる存在になった[5]。月餅が食べる風習は明の時代からといわれている[5]

韓国でも旧暦8月15日の秋夕に親族一同が会して松餅を食べる風習がある[5]。一般的な松餅は小豆餡や白胡麻などを包んだ親指ほどの大きさの団子餅で松葉を敷いて蒸したものである[5]。また、韓国には秋夕に新穀や新果を祖先にお供えしたり墓参りをする風習がある[5]

などがある。

小倉百人一首より

三夕(さんせき)とは、下の句が「秋の夕暮れ」で終わる有名な三首の和歌のこと。

秋の季語については秋の季語を参照のこと。

を含む季語には次のような物がある。

実りの秋から転じて、季節に関わらず収穫時期を秋と呼ぶことがある。

日本プロ野球等の春秋制のスポーツでは、優勝プレーオフ進出の可能性が消滅または絶望的となったチームや、そのシーズン限りでの解雇が濃厚な選手のことを「秋風」などと表現することがある[6]

東方風神録 ~ Mountain of Faith.

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雨季 · 乾季

台風の季節 · モンスーンの季節

秋を代表する花、コスモス
ツリー秋
秋を彩る紅葉した落ち葉
秋はの刈り入れの季節
フィンランドトゥルクアウラ川(英語版)沿いの秋の景色
秋の風物、斜陽を浴びるススキの穂波
秋に発生するいわし雲煙樹ヶ浜